昨日、DTMクリエイターなら誰もが知るプラグインメーカーからセールのメールが届いた。
年末のブラックフライデーではプラグインメーカー各社のセール合戦が続き、私も欲しかったプラグインをたくさんゲットして散財しました。
Wavesはもともと、週末クリエイター向けに限定セールを頻繁に実施しているイメージがありますが、昨日は指定プラグインをビッグオフするお知らせが来て見事にその戦術にハマってしまいました。
僕は小売にも長く従事していましたが、80%OFFまですれば人気のない商品でもたいがいの場合売りさばくことができました。その魔力に僕も逆らえず新たなプラグインを49$でゲット。
有名スタジオコンソールをエミュレーションしたプラグインです。世界中のレコーディングスタジオの定番だったSSL,ロックサウンドに欠かせなかったNEVE,そしてビートルズでおなじみのアビーロードスタジオで使用されていたEMIというレジェンダリーマシンの質感を再現するというものです。
僕は似たようなプラグインでSlatedigitalのVCCというプラグインを使用しています。(2019現在everything-bundleに移行)マスタリングの出音をユーザーの好みに近づけるために、音源や趣向する音楽性に応じてSSLやNeve,APIを使い分け、「地味な色付け」をします。
最近、僕のCubaseやWavelab環境でVCCを使うとコントロール不能になるケースが多発しており、ちょと面倒に感じていたこと。VCCにはモデリングされていないEMIコンソールのエミュレーションにも興味を持ちました。
早速セッション中のレコーディングファイルにインサートしてみた
一言で言うと、「濃い」です。基本的に3つのコンソールを選んでサチュレーションをいじるというシンプルな使い方です。SlatedigitalのVCCとはまるで性格が全く異なります。
「NLS NON-LINEAR SUMMER」はやらしいほど「エグく」色がつきます。VCCは正直、卓にアウトプットケーブルを立ち上げてたほんのわずかな「音質(卓の性格)」変化に比べ、笑っちゃうほど分かりやすく色がつきます。
筆者の感覚では完全に別物。でも、これ面白い。どんな楽器にインサートしても「それっぽく」なるから不思議。ヴァーチャル音源で生バンドっぽいエッセンスを積極的にプラスするには面白い。試したミックスはNativeinstrmentsのドラム音源に、演奏したエレキベース、アコースティックギター(コンデンサーマイクで録音)、エレキギター(Guitarrig)、割とシンプルな編成のバンドサウンド。
ハイファイなものではなく、アナログ的なファットな音を目指していたので、簡単に雰囲気が出せて透明度は劣るものの少ないトラック数の楽曲でもそれっぽくなり、いい感じになります。僕自身が実際にレコーディングしたことのある実機の音はSSLしか知りませんが、いやそんな色つかね〜だろ?とツッコミを入れてたくなります。
これチープな録音をハイブリッド化する時にも役立ちます。早速、業務利用もしちゃいました。
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