音割れした動画の音声データは修復できるのか?
プロカメラマンの音声収録ミスもリカバリ
動画投稿サイトでは専門コンサルタントによる動画セミナーや講演会も多く見かけます。ビデオカメラでごく普通に収録されたものから、専用ピンマイクでテレビ番組なみのクオリティで収録されたものなどそのクオリティは様々です。
専門業者に依頼しての収録はコスト面でも負担になり、その多くは少人数のスタッフや講演者自らが行うことも多く、セミナー会場でこなす様々な作業に追われ、ビデオ収録のセッティングを入念に行えないことも。

音は見えないから収録に失敗することが多い
最近のビデオカメラには見やすい液晶モニターが搭載され、テスト録画映像をすぐに確認できる。しかし、音声の確認を怠ったために無価値の動画になってしまうことがある。もっとも深刻なケースは「音が入ってない」「音が割れてしまう」ミスです。
(改善事例)ホールの三点吊りマイクの音割れトラブル
絶対に失敗しない音のモニタリング方法

録音のプロじゃなくても絶対に失敗しない方法はイヤフォン、ヘッドフォンを必ず使用し、試し撮り動画を確認することです。
本格的な演奏などを撮影しない場合は普通のイヤフォンでも構いません。耳障りな音で収録されていないかを確認するだけでも大きな差が出ます。
①音量に問題はないか
②変な声になっていないか
③残響&空調の音が気にならないか
これらをチェックし、入力レベルの調整、マイク位置の移動(カメラ内蔵マイクの場合はアングルも含めてベストポジションを探る)を行います。特に音割れ対策はマイクのそばで「パンパン」と大きな拍手をしても絶対にレベルがメーターから振り切らないよう設定してください。
ビデオカメラに内蔵されているスピーカーでは細かな聞き分けができません。収録内容を商品やマーケティングツールに活用する方にとって音声は重要なポイントです。必ず音声のモニターチェックを行いましょう。
程度の酷いものや持続的な音割れは修復できない
先端のオーディオリペアツール(音声修復の専門ソフトウェア)には音割れ(歪み)修復ツールもあり、プロの映画制作などで使用されています。瞬間的な音割れを修復することは可能です。もちろん、使用機材や収録音声の解像度により修復効果は千差万別です。プロ用機材は少なくとも圧縮されたMP3とは違い、非圧縮のwavで収録されていることがほとんどでしょう。これらはかなり期待いただけます。
割れっぱなしで声や音楽が原型を留めていないものはもちろん、修復するのは不可能です。
1:35〜具体的な前後比較スタート
4:47〜MC中に鳴らしたiPhoneの着信音を取り除いた前後比較
サンプル動画は少し古いもので、その時点より4つぐらいバージョンアップしています。こちらのサンプルよりは今ではずっと強力になっています。基本は先が切れてしまっている波形を予測して修復するというものです。ギザギザがぜんぜんない潰れた波形データだと修復不能ということになります。
先端のオーディオリペアソフトウェア「RX-6Advanced(izotope社)」
音割れ改善なら、HybridSoundReform.comへご相談ください。HybridSoundReform.comは先端のノイズ除去とオーディオ修復を外注できるサウンド・リフォーム(音質改善サービス)。音割れした動画、ボイスレコーダー、楽器演奏の発表会など、幅広いユーザーの修復を手がけています。無料でお試しいただける、トライアルオーダーシステムがございます。どうしても何とかしたい音源をお試しください。