自主制作映画の整音・MA 実績|担当範囲・納品物・進め方を具体例で
Concept: 世界が認めた「演出するMA・整音」
Hybrid Sound Reformは、単にノイズを取るだけの作業屋ではありません。 監督の意図を汲み、作品のリアリティを底上げする「サウンドデザイン」を提供します。 マドリード国際映画祭ベストサウンドデザイン賞、神戸インディペンデント映画祭グランプリなど、確かな受賞実績がその品質を証明しています。
Case.01 | 世界が評価した「空間の再構築」
『安楽死のススメ』(長編映画)
🏆 マドリード国際映画祭 2024 ベストサウンドデザイン賞 受賞
2025劇場公開作品

SoundRefomer
T.YAMAKAWA
「音楽・音声」のリフォームサービス代表。音楽クリエイター→サラリーマン→一部上場企業の営業統括を経て企業。日々、音でお悩みの様々なクライアントからお仕事を受注する傍ら、音楽ステージ系の映像編集も手掛けています。
「修復」ではなく「演出」を選択した決断が、世界的な評価へ。
【課題と解決】 物語の核となる海辺のシーン。当初は「強風による風吹かれノイズの修復」をご相談いただきました。しかし、iZotopeRXの技術を駆使しても、過度な修復は役者の感情表現を損なうと判断。 エンジニアとして「技術的な修復は不可能。アフレコで再構築しましょう」と、リスクを恐れず提案いたしました。
【Sound Design Highlight】 単に声を入れ直すだけではありません。
現場で失われた臨場感を、緻密なサウンドレイヤーで蘇らせました。
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海辺の再構築: アフレコの違和感を消すため、波音や風音を複雑に合成し、現地録音以上の「悲壮感あるリアリティ」を演出。
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空間の魔術: 体育館特有の「冷たい残響音」や、雨の降るテラスから室内へ移動した際の「ガラス越しの雨音変化」など、映像に映らない空気感までを音で表現。
「初回上映の悔しさ」を「グランプリの歓喜」へ。
【Result】 初の長編映画MA担当作品でありながら、その空間演出力が評価され、マドリード国際映画祭にて「ベストサウンドデザイン賞」を受賞。技術力だけでなく、作品の完成度を第一に考える「音の演出家」としての姿勢が実を結びました。
Case.02 | 失敗からの逆転グランプリ
『ふたり〜あなたという光〜』(短編映画 / 佐藤陽子監督)
🏆 神戸インディペンデント映画祭 2021 グランプリ受賞作品
(U-NEXTにて配信中)
【課題と解決】 障がい者の「きょうだい」に光を当てた、優しくも重厚な人間ドラマ。 クラウドファンディングを経て完成したものの、関係者向け初期上映会において「セリフが聞き取りにくい」「環境音が邪魔をしている」という音の課題が浮き彫りに。 「映画祭に出品できるクオリティに仕上げてほしい」というSOSを受け、再整音を担当いたしました。
【Sound Design Highlight】
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ダイアログ(セリフ)の明瞭化: 中西美帆さんら俳優陣の熱演を、iZotope RXで丁寧にクリーニング。吐息や衣擦れなどのノイズのみを除去し、感情の機微を際立たせました。
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没入感の向上: 観客がストーリーに集中できるよう、不快な周波数帯域をカットし、BGMとセリフのバランスをラウドネス基準に合わせて再調整。
【Result】 「音が変わるだけで、ここまで作品が変わるのか」。 再整音後の作品は審査員からも高い評価を受け、見事グランプリを受賞。 「音で審査落ちさせない」というHybrid Sound Reformの約束を果たした一作です。
Other Works | 多様なニーズへの対応実績
74歳のペリカンはパンを売る(2017)
「弔とむらい」(2017)
映像制作集団「釣部東京」がお葬式をテーマに手掛けるノンストップコメディー映画。ロケ現場となった倉庫収録のシーンを中心に、何シーンかの整音依頼を担当。演者ピンマイクの布擦れ音、ロケ先シーンで混入するバイクのエンジン音軽減等。映像描写も特徴的で軽快な エンタメ作品に仕上がっています。
触手(2018)

ATELIER SUZUKI主催の鈴木勇輝監督が手掛けたショートムービー。ラブホテルでの2人演技が中心。収録環境音のノイズ軽減やピンマイクの布擦れ音除去など、作品全体の整音処理担当。ピンマイクとガンマイクから拾った音のマッチングなどをポイントに仕上げました。
「Bond~このまちしか 君を知らない~」(2019)
静岡青年会議所が制作・プロデュースした静岡愛たっぷりの自主製作短編映画。西田敏行さんでお馴染みの「釣りバカ日誌」等の脚本を手掛ける関根俊夫氏が監督。全編の整音処理と音のミックス加え、効果も担当。こちらもシーンごとのノイズ軽減やピンマイクやナレーションの仕上げなど、自身の技術力を試す良い機会となりました。(関連ブログはこちら)
ベテランクリエイターの現場でも通用する「プロトコル(標準規格)」への対応力を証明しました。
Microplastic madness / 米国(2019)
NY撮影の海外ドキュメンタリー映画の整音もを担当(2019)
プラスチック汚染問題の解決にNYの小学生が立ち上がるドキュメンタリー映画。共同監督の佐竹敦子氏からの依頼。小学校内の音声が厳しい数シーンの音質改善が気に入られ、気づけば半分以上のドキュメンタリーカットやナレーションの整音を担当。ミックスを担当したNYスタジオのエンジニアも当方の整音クオリティには絶賛だったとのこと。
マイクロプラスチック・ストーリー(日本語吹替版) /2021
2019の米国オリジナル版の整音をお手伝いしたご縁から、日本語版の収録・整音・吹替え版のミックスをお手伝いしました。全国から声優オーディションで通過した子供たちの収録のため、様々な収録ロケーションでのナレーションを生々しいドキュメンタリーに当てこむという作業は見本が少なく、難易度が高かったです。アップリンク吉祥寺での上映時にお客さんから「音が良かった」と声をかけられたのが励みになりました。
吹替えキャストは素人の小中学生が中心ですが、たかまつなな氏や日比野勝彦氏も参加。
短編ドキュメンタリー「Double Role」
2023年第一回 横浜国際映画祭にてプレミアム上映作品の整音、ミックス作業をお手伝いしました。主演者がろう者ということもあり、環境音を含めた音声表現は非常に繊細でやりがいがありました。
映画「正しいアイコラの作り方」(2024年2月10日劇場公開)
小説サイト掲載の人気作が原作。コメディとシリアスが絶妙に混成されたオフビートな青春ミステリー作。若手の伸び盛りな俳優を起用し、軽快なタッチで描かれています。音声全般の整音はもちろん、臨場感を演出する細かな効果、劇場公開用の5.1chサラウンドミックスを担当。池袋シネマロサ劇場を皮切りに大阪・名古屋・山形でも公開。主演の女優高石あかりさんは、2025年NHK朝ドラ「ばけばけ」のヒロインに抜擢。今後の活躍も期待です。
映画「Shambhala story」(2025.各地国際映画祭出品)
国際映画祭向けの作品」として世界水準の映像を可能にするため、ハリウッドの最先端技術で製作。日本初・日米印合作で撮影した作品は、全米各地、世界各国の映画祭に出品、劇場公開することにより、若き才能を世界に進出させるプラットフォームとしたい……そんな願いが込められているそうです。台湾アカデミー賞主演男優賞受賞の莫子儀、女優 武田梨奈 、先日惜しまれつつ他界された火野正平氏など、当方が手がけた作品では最大規模。こちらの整音作業を担当。僧侶特有の衣装のせいか、強い衣擦れノイズが各所にあり、無茶苦茶大変な下処理作業でした。2025年LA Moman in film Fest最優秀長編映画賞。公式Twitterはこちら。
映画「よみ芝居」(立命館映像展2025上映作品)
立命館大学院映像研究科(当時)在籍時の戴 雨林さんによるフル尺映画作品の整音とミキシングを担当。中国人留学生監督が描く日本の学生運動時代の人間ドラマ。寺山修司作品から強いインスピレーションを得ての意欲作。これから大活躍できそうな雰囲気がばっちり詰まった作品に参加できてとてもエキサイティングでした。2025年。カンヌなどと同格である第46回カイロ国際映画祭のミッドナイト部門に正式招待・上映。
短編映画短編映画『イエロー・マシマシ・ラプソディ(仮)』(2025.各地映画祭出品中)
ラーメン「鷹の目」協力のもと、マシマシ系ラーメンを題材にした短編コメディ作品。齋藤允宏氏による監督作品。二郎系ラーメンのようにギューと味が詰まったインパクトあるコメディ作品。演技する俳優陣や使用されている音楽もとにかく濃厚(笑)です。整音と5.1サラウンドミックスをお手伝いしました。(予告編は整音担当前)
第12回日本セルビア映画祭の特別プログラムにて大阪万博2025にて上映。
短編映画「ユビナリ家の娘」

指パッチンで相手を暗殺する由比成流指念術継承者の沙友理。生き別れた母との再会を待ち望みながら、自分に流れる暗殺者の血に怯えて生活する沙友理の元に、従姉妹の恵茉が訪ねてくるのだが… 監督・脚本・編集:So Keiichi
短編ならではの一発芸的な面白さのある作品の整音・MAを担当。
他にも一般の目に触れない日大芸術学部や京都大学の学生さんが制作した映画やドキュメンタリー、NHK制作のドキュメンタリー作品なども多く手掛けています。自主制作映画監督さんから整音・ノイズ除去をピンポイントでご依頼いただくこともあります。品質にこだわる映像クリエイターからのご相談をお待ちしております。
自主製作映画・ドキュメンタリーの整音は、HybridSoundReform.comへご相談ください。HybridSoundReform.comは音質改善に特化したサービス。繊細な音作りで耳障りな細かなノイズを丁寧に取り除きます。小規模映画なら仕上げのミックス作業(5.1ch対応)はもちろん、各種音響効果演出作業なども対応可能。国際映画祭で受賞経験もあるワールドクオリティのエンジニアが対応。お気軽にご相談ください。