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  • 執筆者の写真Sound Reformer / yamakaWA

音割れ修復ができるのは非圧縮の音声データだけ?

更新日:2021年7月8日

音割れ修復ができるのは非圧縮の音声データだけ?

音質改善サイトを運営している山川です。プロアマ問わず多様な音源を扱っていますが、音楽や動画データの「音割れ修復」は数多く相談いただきます。業務案件の改善事例などは当ブログでも紹介していますが、残念ながら改善できずギブアップするケースも少なくありません。

音割れの波形は下記の画像のように本来はノコギリ型になっている部分が録音レベルオーバーのため、切れてしまい平らになってしまいます。元々、音割れ修復は不可能とされていましたが、最近ではそれなりの精度で修復可能になりました。下図の波形が切れた部分の先っぽを予測してリシンセサイズ(再合成)できます。


アプリ上で行われるこの処理は記録されているデータをもとに「本来存在した」波形を予測して再合成する方法がとられています。そのため、データ量の少ない圧縮音源(MP3)などでは復元精度が非常に悪いです。













(原則)音声データの頭からお尻まで割れっぱなしの酷い音割れは最新のテクノロジーでもまちがいなく修復できません。

データ記録時点でマイクとヘッドアンプ部で音割れして(音割れした状態を記録している)いる音源、80年代のラジカセで大音量のバンド演奏をカセットテープに録音、ほとんど歌っている内容も分からないような音源。(ビリビリいっているような音源は完全にムリ)

コンサートでのサブウーハー近くでの隠し撮りなど、瞬間的な音割れではなく常に割れている音源の修復はほぼ難しいと考えるべきです。

・スマートフォンやICレコーダーなどで録音されたMP3

・音楽用ではないチープなクオリティのマイクでの収録

上記の場合はあきらめたほうが賢明です。もちろん、多少のざらつきを抑える程度は改善できます。

 

業務用カメラやレコーダー(それに近いクオリティの機材)は録音時のデータ量も多いため、復元できるレベルが違います

当方がこのような案件で修復に使用するアプリ「RX8 Advanced」は欠損箇所の前後を判断し、再合成する機能が秀逸です。問題個所の音が短いほど「ほとんどわからないくらいのレベル」に復元ができるケースもあります。下記の動画リンクくらいを改善できる目安です。(2018.1月現在)


            ピアノの音割れ修復参考動画リンク

均一的な軽い音割れの場合は自動処理できることもありますが、このような処理は音割れ箇所ごとに判断し、一か所ずつ修復をしていきます。1時間単位の長尺案件は手間がかかり、根気がいる作業です。

最近ではスマートフォンを録音機器のそばに置いておいての電波ノイズ混入という相談も多いですね。これらも結構ひどい損傷の場合がありますが、ノイズの性質ごとに対処するプラグインモジュールも違い、正直、試してみないとわからない場合も多いです。


 

Hybridsoundreform(ハイブリッド・サウンド・リフォーム)ではプロユーザーから一般の方まで、「音」のリフォームを承っています。お困りの実音源をご提示のうえ、ぜひご相談ください。







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