ボイスメモ(ICレコーダー)の音が小さくて聴き取れない
重要な会話を録音したつもりが、音量が小さく内容が聴き取れない。
私が運営する音質改善サービスにはそんな相談は少なくありません。
例えばこんなロケーション
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お部屋での隠し録り
(参考記事)録音データ(ボイスメモ)が聴きづらいときの対処法
お部屋での隠し録り|マイクから会話までの距離が遠い
音質改善難易度★★★★★
マイクから会話までの距離が遠いと音量の小ささに加え部屋の響きが加わり、細かな内容を聴き取ることが困難です。
携帯のボイスメモアプリやICレコーダーは交渉の場など、机上に置いて録音することしか想定されていません。(iPhoneは音楽ライブ等、の大音量シーンでの適応能力もある)
あくまでも当方の感覚ですが、明瞭な会話を録音するには話者の口元からマイク(スマホやICレコーダー)から50 cm以内の距離で収録しないと一字一句逃さず反訳するのは困難です。
<事例>部屋での隠し録り
前述の通り、明瞭な会話を録音する適正距離は50cm以内。部屋の棚や植木鉢に仕込んでは、後から再生しても会話内容を正確に聞き取れる状態での録音はできません。
離婚で揉めている夫婦や職場のいじめ、パワハラで悩む方がそんな場所で録音するケースは少なくありません。
会話当事者までの距離が長いなら楽器演奏などを録音目的とした高感度マイクを装備するリニアPCMレコーダーで非圧縮録音する必要があります。(※隠し撮りを推奨しているわけではありません)
<事例>大きな会議室での議事録録音
会議室の録音はマイク位置と発言者の位置関係により、収音できる範囲が限られ、特定の話者のみ聞こえづらくなるケースは多数。
このような場合も感度の高く、広い指向性をもつステレオコンデンサーマイク内蔵のリニアPCMレコーダーや会議専用機を使用しないと、反訳しやすい音質を得るには困難です。
バッグやカバンに仕込んでいる
改善難易度★★★★
レコーダーをバッグに入れてしまうと、ダイレクトな音を遮断してしまうため、音が籠ってしまいます。マイク収音時の品質が落ちるため後から改善がしづらいです。