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  • 執筆者の写真Sound Reformer / yamakaWA

反響音がひどく反訳できないボイスメモをクリアに(講演会録音)

更新日:2020年11月10日


反訳が必要となる重要な学会や講演会。ボイスレコーダーでその内容を録音される方も多いのではないでしょうか?先日、会場内のマイクが響きが強くその録音内容がほとんど聞き取れないという相談がありました。


学会の録音が場内が響きすぎて反訳できない時があります

クライアントは学会参加時にいつもボイスレコーダーを利用しているようです。録音失敗のリスク回避のため、専用のボイスレコーダーほかiPhoneのボイスメモも同時録音していました。当サービスには二種類のファイルを提示いただき、いづれかをクリアにしてほしいとのことでした。

演者の声が広い場内に響きすぎという問題

録音されていた音源はそのままの状態では確かに聞きづらいものでした。演者が話す声が広い会場内に響いてしまっていました。これらの改善はトライアルを経て採用いただく確率は高いほうではなく、難易度の高い案件です。

このような音源を改善処理のポイントは

①周囲の雑音を抑える

②残響音のみを軽減する

③演者の声を強調する

④全体的な音圧上げ

上記が主だったお題となるのですが、残響成分を極端に削ってしまうと、音のバランスが顕著にくずれ、特に話している人間の声の場合かえって聞きづらくなってしまうことが多い。

また聞きづらくなっている響きは演者の声が会場に「ワーン」とエコーのように響いているため、せっかく残響成分を軽減しても演者の声を持ち上げるときにやはりエコーも強調されてしまうという堂々巡りになりやすいのです。

したがって①~④を絶妙なバランスで処理しない限り、クライアントをうなずかせる改善音源を提示するのが難しいのが現状です。

今回の改善がうまくいった理由

今回の音源は「①周囲の雑音」の成分の中に低域の「ゴオー」という音がずっと混入していたため、これらを除去することで演者の声の音抜けが良くなったことが最大の成功要因です。残響成分の軽減はさほどできませんでしたが、話す内容をとらえることがしっかりできたとのことで、無事採用いただく運びとなりました。

割と難しい案件ですので、確実に成功する保証はないのですが、どうしても反訳しなければならないのに「聞き取れない音源」でお困りの方がいらっしゃいましたら、お気軽にお問合せください。実際に改善したい音源で無料トライアルいただけます。

ボイスメモをクリア化するサービスを運営しているハイブリッド・サウンドリフォームのサウンドフォーマー山川でした

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