マスク着用の講演はマイク音がこもって内容が聞き取れない?
動画・音声データの音質改善サービスを運営している山川です。
コロナ禍による新しい生活様式が定着し、外出時はマスクが欠かせません。
2020秋以降、イベント行事も段階的に活性すると同時にお問い合わせが増加しているのが
「マスク着用のままマイクで喋ったりすると声がこもって聞き取りづらい」
と、いうお悩みです。
トランプ大統領とマスコミとのやりとりで、マスク着用の記者にイチャモンをつけつつ、
「マスクなしの君はクリアで質問が聴きやすい」と、褒めていました(笑)。
当たり前ですが、マスク着用すると音がこもり人の声が聞き取りにくくなります。
その場と動画収録後の聞こえ方はちがう
広い会場の講演会では聴衆が聞き取れるようマイクを利用します。マスク着用のままだと、その場では「ちょっと聞き取りにくいな」と思う程度でも、それを録画しプレビューすると「話している内容がぜんぜん聞き取れない」というケースは少なくありません。
マイクからのライン録音がないカメラマイクのみの収録は、以下のネガティブな要素も加わります。
会場の反響音
換気による窓ガラスやドアの解放
2に関連した会場外からのノイズ(車のエンジン音など)
これらが加わると、ほとんど収録の意味をなさないレベルの音声状態になります。
話す内容が価値の中心であるプロの講演会収録においては致命的と言えます。
ジェット機の騒音+別ブースから漏れてくるマイクフォーマンス
先日、ご依頼いただいたケースは上記ネガティブ要素を全て含んだ大きな展示会場ブースで行われたの小規模の講演会。
空港に近い会場のため、ジェット機通過の騒音もある過酷な環境に加え、
隣ブースの派手なマイクパフォーマンスが紛れこみ、(画角にもよりますが)こもった演者の声が別ブースの声に負けてしまっており、大変厳しい状態でした。
・全体的な雑音軽減
・人間の声のみを判別させてのブースト
・隣ブースの声のカット&軽減
上記作業を軸として改善処理を実行。
サンプルを提示したのち、採用いただき無事納品となりました。
マスクに絡まない案件でも、「聴きづらい音声・動画データ」でお困りの方が
いらっしゃいましたらハイブリッド・サウンドリフォームまでお気軽にコンタクトください。
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