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ボイスメモの音声抽出は圧縮音源(mp3)では厳しいという話

更新日:3月2日

ボイスメモの音声抽出は圧縮音源(mp3)では厳しいという話

スマホのボイスメモの声が聞こえない


ボイスメモの音声抽出は圧縮音源(mp3)では厳しいという話

もしかしたら日本一、低品質の音声データを扱っているかもしれない(笑)サウンドリフォーマーの山川@HSR_YBです。僕が運営している音質改善サイトでは無料トライアルできるので「そんな音じゃ無理」と、いう低品質音源が年間100件以上集まります。


中でもICレコーダーやスマホで録音したボイスメモの音声抽出要望は多数。しかし、無料トライアルから採用になる確率は1/2。無難に改善できるわけではありません。


どんな録音物が改善困難なのか?


・そもそも音源まで遠い(蚊の音レベルしか聞こえない)音源

・騒がしいカフェで録音対象者以外の会話が複雑に混ざっている音源

・電話口で録音した受話器から聴こえるかすかな相手の声

デジタル録音はマイク品質とデータ量が命

音声録音や動画音声はデジタル方式なので数値化して記録されます。そのためマイクと録音解像度が命です。一般の方はそんなことを気にして録音する人は極めて少数。録音中の音を確認などしません。デジカメでは画面で画像を確認するのに、イヤフォンやヘッドフォンで音を確認するひとは滅多にいません。


雑音が多い会話データから音声抽出するには、デジタル化されたデータに残った成分を増幅したり、再合成するしか選択肢がありません。後からいい音にしたいと考えるなら、データ量が多い音声素材の解像度が鍵です。


改造での低いのデジカメ画像を思い浮かべてみてください。引き伸ばすとモザイクみたいになってしまう写真。音声データも低品質だと改善の余地がないということです。


ICレコーダーの長時間モード録音(MP3)



MP3ファイルはデータ量が節約できるため長時間録音が可能です。多くのICレコーダーでは記録方式の切り替えができます。(wavとmp3)mp3はwavに比べて1/5程度の容量なので長時間録音に便利。しかし大量のデータが間引かれています。


アーティストの楽曲データなど、プロ品質の音源を圧縮してMP3で聴くのは問題ありませんが、素人が高音質で録音したいと思うなら不向き。レコーダーのマイクが会話から遠い場所や騒がしい場所など、雑音が多い環境では後から技術的な修復するのが困難です。


浮気現場を抑えるための隠し撮り


浮気現場の証拠を抑えようと、配偶者のいづれかが部屋などにICレコーダー(スマホ)を仕掛けるケースがあります。実際、このような使用法では決定的な会話などを収録できる確率は低いです。機種によりますが安価に販売されているICレコーダーはあくまでもインタビュー等、机越し半径1メートルくらいが適正録音の範囲。部屋の隅に隠して設置してもまともな音声を収録できません。


数メートル離れた場所から録音して細かく録音内容を聴かなければならない場合は、リニアPCMレコーダーと言われる高性能なマイクが搭載されたワングレード上の録音器が必要です。


まとめ

・証拠として残したい重要な音声なら録音前にどんな音で録音できるかヘッドフォンで確認。

・後から修復できる可能性を残したいならwav方式で録音。

・ICレコーダーやスマホのボイスメモで会話を録音するならマイクから1メートル以内。


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