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Premire proで編集した映画作品をMA外注する際に必須のAAFの出力

Premiere Pro AAF / OMF 出力と事前整理の完全ガイド


Premire pro画面

自主映画や短編映画を本格的に仕上げようとすると、

「音声だけは専門のMAエンジニアに外注したい」

というフェーズが必ずやってきます。


しかし、


  • AAF / OMF をどう出せばいいかわからない

  • 編集データを渡したのに「これは作業できない」と言われた

  • 音がズレた/素材が足りない


といったトラブルは、Premiere Pro 側の事前整理不足が原因であることがほとんどです。

この記事では、

👉 Premiere Pro から MA 用 AAF / OMF を正しく書き出す方法

👉 プロのMAエンジニアが「助かる」整理状態

を、初心者にも分かる形で解説します。



そもそも AAF / OMF とは?


AAF / OMF は、

  • タイムライン構造

  • クリップ配置

  • 音声素材への参照


を含んだ DAW(Pro Tools など)受け渡し用の編集データです。


❌ 映像書き出し(MP4など)

⭕ 編集情報+音声素材の設計図


というイメージを持つと分かりやすいでしょう。



Premiere Pro で AAF / OMF を出す前に

【最重要】必ずやるべき事前整理


ここを疎かにすると、どんなに正しく書き出してもMA作業が破綻します。


① タイムラインは「音声専用」に近い状態にする

  • 不要なミュートトラックを削除

  • 使用していない音声クリップは削除

  • 仮BGM・仮SEは「仮」と分かる命名に

MAエンジニアは「どれが本番素材か」を瞬時に判断できる必要があります。

※パッと見て判断できる映像と違い、膨大な映画作品の音声は整理状態が適当だと、クリップを一つずつプレビューしながら素材の判断をしなければならず、マジで死にます。



② 音声トラックを役割ごとに整理


最低限、以下のように分けるのが理想です。


トラック例

内容

A1–A2

セリフ(役者1)

A3–A4

セリフ(役者2)

A5

ガンマイク

A6

環境音・アンビ

A7

効果音

A8

仮BGM

※「全部A1に突っ込む」はMA的には最悪の状態です。



③ 音声クリップに最低限の余白(ハンドル)を残す


  • カットぎりぎりで切らない

  • 前後 2〜5秒程度の余白を残す


理由:

👉 ノイズ除去・セリフ補完・自然なフェード処理ができなくなります。



④ オーディオエフェクトは基本的に外す


  • ノイズ除去

  • EQ

  • コンプレッサー

  • リバーブ


これらは MA工程で再設計されます。


どうしても残したい場合は、


  • 「この処理は演出意図あり」と明記

  • 参考用に 映像書き出し版を別途用意


が理想です。



Premiere Pro から AAF / OMF を書き出す手順


AAFエクスポート画面

手順

  1. ファイル → 書き出し → OMF(または AAF)

  2. 保存先を指定

  3. 書き出し設定を確認



推奨設定(MA向け)


フォーマット

  • AAF 推奨(情報量が多く安定)

  • OMF は旧環境向け


音声設定

  • サンプルレート:48kHz

  • ビット深度:24bit

  • Audio Handles:2〜5秒


メディア

  • 「音声を埋め込む」 or 「別フォルダに書き出す」

  • 外部リンク切れを防ぐため、埋め込み推奨



AAF / OMF と一緒に必ず渡すべきもの


MAエンジニア視点では、以下が揃っていると非常に助かります。


映像書き出し(リファレンス)

  • H.264 / MP4 (プレビュー用の軽量なもの)

  • TC(タイムコード)表示あり

  • 仮BGM・仮SE入りでOK


制作メモ(テキスト1枚でOK)

  • 作品尺

  • MAの目的(自然派 / 劇場想定 / 配信向け 等)

  • 特に気になるセリフ・シーン

  • NG要素(音を足さないでほしい等)



よくあるNG例(MAエンジニアが困るケース)


  • AAFはあるが 音声素材が欠損

  • 全セリフが1トラック

  • 48kHz でなく 44.1kHz

  • ノイズ除去済みで元に戻せない

  • 仮BGMが本番か判断できない


👉 これらは 追加工数 or 作業不可判定 になることがあります。



まとめ|AAF / OMF は「思いやりの設計図」


Premiere Pro からの AAF / OMF 出力は、

ただ書き出せばいい作業ではありません。


  • 音声トラック整理

  • 意図が伝わる構造

  • MA工程を想定した余白


これらが揃って初めて、

映画の音はワンランク上の完成度に到達します。



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