Premire proで編集した映画作品をMA外注する際に必須のAAFの出力
- Sound Reformer / yamakaWA

- 1月16日
- 読了時間: 4分
Premiere Pro AAF / OMF 出力と事前整理の完全ガイド

自主映画や短編映画を本格的に仕上げようとすると、
「音声だけは専門のMAエンジニアに外注したい」
というフェーズが必ずやってきます。
しかし、
AAF / OMF をどう出せばいいかわからない
編集データを渡したのに「これは作業できない」と言われた
音がズレた/素材が足りない
といったトラブルは、Premiere Pro 側の事前整理不足が原因であることがほとんどです。
この記事では、
👉 Premiere Pro から MA 用 AAF / OMF を正しく書き出す方法
👉 プロのMAエンジニアが「助かる」整理状態
を、初心者にも分かる形で解説します。
そもそも AAF / OMF とは?
AAF / OMF は、
タイムライン構造
クリップ配置
音声素材への参照
を含んだ DAW(Pro Tools など)受け渡し用の編集データです。
❌ 映像書き出し(MP4など)
⭕ 編集情報+音声素材の設計図
というイメージを持つと分かりやすいでしょう。
Premiere Pro で AAF / OMF を出す前に
【最重要】必ずやるべき事前整理
ここを疎かにすると、どんなに正しく書き出してもMA作業が破綻します。
① タイムラインは「音声専用」に近い状態にする
不要なミュートトラックを削除
使用していない音声クリップは削除
仮BGM・仮SEは「仮」と分かる命名に
MAエンジニアは「どれが本番素材か」を瞬時に判断できる必要があります。
※パッと見て判断できる映像と違い、膨大な映画作品の音声は整理状態が適当だと、クリップを一つずつプレビューしながら素材の判断をしなければならず、マジで死にます。
② 音声トラックを役割ごとに整理
最低限、以下のように分けるのが理想です。
トラック例 | 内容 |
A1–A2 | セリフ(役者1) |
A3–A4 | セリフ(役者2) |
A5 | ガンマイク |
A6 | 環境音・アンビ |
A7 | 効果音 |
A8 | 仮BGM |
※「全部A1に突っ込む」はMA的には最悪の状態です。
③ 音声クリップに最低限の余白(ハンドル)を残す
カットぎりぎりで切らない
前後 2〜5秒程度の余白を残す
理由:
👉 ノイズ除去・セリフ補完・自然なフェード処理ができなくなります。
④ オーディオエフェクトは基本的に外す
ノイズ除去
EQ
コンプレッサー
リバーブ
これらは MA工程で再設計されます。
どうしても残したい場合は、
「この処理は演出意図あり」と明記
参考用に 映像書き出し版を別途用意
が理想です。
Premiere Pro から AAF / OMF を書き出す手順

手順
ファイル → 書き出し → OMF(または AAF)
保存先を指定
書き出し設定を確認
推奨設定(MA向け)
フォーマット
AAF 推奨(情報量が多く安定)
OMF は旧環境向け
音声設定
サンプルレート:48kHz
ビット深度:24bit
Audio Handles:2〜5秒
メディア
「音声を埋め込む」 or 「別フォルダに書き出す」
外部リンク切れを防ぐため、埋め込み推奨
AAF / OMF と一緒に必ず渡すべきもの
MAエンジニア視点では、以下が揃っていると非常に助かります。
✅ 映像書き出し(リファレンス)
H.264 / MP4 (プレビュー用の軽量なもの)
TC(タイムコード)表示あり
仮BGM・仮SE入りでOK
✅ 制作メモ(テキスト1枚でOK)
作品尺
MAの目的(自然派 / 劇場想定 / 配信向け 等)
特に気になるセリフ・シーン
NG要素(音を足さないでほしい等)
よくあるNG例(MAエンジニアが困るケース)
AAFはあるが 音声素材が欠損
全セリフが1トラック
48kHz でなく 44.1kHz
ノイズ除去済みで元に戻せない
仮BGMが本番か判断できない
👉 これらは 追加工数 or 作業不可判定 になることがあります。
まとめ|AAF / OMF は「思いやりの設計図」
Premiere Pro からの AAF / OMF 出力は、
ただ書き出せばいい作業ではありません。
音声トラック整理
意図が伝わる構造
MA工程を想定した余白
これらが揃って初めて、
映画の音はワンランク上の完成度に到達します。
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