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マスタリングのコツ(初心者のための基礎知識)

プロのライブ音源に聴き惚れ、自分たちのライブ音源をCD・DVD化したいアマチュア・ミュージシャンは多いものです。しかし、ライブハウスで録音してもらった音声は音のバランスが悪く粗が目立つため、ショックを受けることも少なくありません。プロの音源との大きな違いはマスタリングにあるため、マスタリングのコツを掴むことで、劇的に音源が蘇ることでしょう。以下にて、最低限の予備知識としてマスタリングのコツについてご紹介いたします。

 

音質調整でイメージ通りのサウンドに

  ギターやベースのエフェクターとしても知られるイコライザーは、特定の周波数成分に強弱をつけられるものです。マスタリングにおいては、イコライザーで特定の帯域を持ち上げたり不必要な帯域をカットすることができるため、音質調整には欠かせません。例えば、ボーカルの音質調整においては、低音域の100hz以下をカットし、声のハリが出ている部分を持ち上げることで、サウンドの無駄を無くすことができます。

これは音質調整における常識といえるものですが、各パートひとつひとつの周波数の調整こそが、音源全体のサウンドの質を上げるのです。最近では、それらを楽器ごとの特性に応じてAIで自動設定してくれるNeutron 2というプラグインも当たり前に利用されています。マッチEQとは、リファレンス音源(参考にしたい音源)のEQ特性を解析し、加工したい音源にマッチする機能をもちます

 

音圧調整はパートごとに

  「マスタリング=音を大きくする」というイメージが強いため、マスタリングの過程において音圧を最大限に上げたいと考える方も少なくありません。確かに音圧を上げることも大切なのですが、闇雲に音圧を上げれば音割れを引き起こし、かえって音が悪くなります。バランス良く音源全体の音を調整するためには、楽器がどの帯域にあるかを考慮しながら緻密なEQ設定したうえでの、音圧調整が大切です。またほとんど聞こえない超低域30kHz以下のローカットも抜けをよくするための基本テクニックです。

こうすることで、楽曲の相対的な平均音量レベルが上がり、メリハリのあるサウンドとなります。近年では、音圧を強調することができるマキシマイザーを通す前にしっかりした処理をしておきましょう。

世界的なトップエンジニアも活用するiZotope社のOzoneの最新版ではこれらの初心者に難しいセッティングが自動で行えます。​予算がある方は導入してそのパラメーターを弄りながら繊細な感覚を体感することがテクニックを習得する近道です。

音量をチェックするメーターには、ピーク・メーターとRMSメーターの2種類があります。ミキサーに装備されているメーターのほとんどはピーク・メーターであり、ピーク・メーターは波形の最大値を示しています。主に、0dBfsを超えて(クリップして)音が歪まないようにチェックする際に重宝します。

 

ただし、人間の耳は瞬間的な大音量に対しては追いつかず、ピーク・メーターが一瞬振り切ったくらいでは大きな音と感じない場合があります。そのため、クリップの監視には役立つのですが、いわゆる音圧の監視には適していません。これに対し、人間が感じる音の大きさの変化に近い動きをするように作られたのが、RMSメーター(VUメーターと呼ばれることもあります)です。これは、ピーク・メーターのように最大値ではなく音の強度=音圧の変化を示してくれます。

 

録音レベルの重要性

レコーディングは音のクオリティを左右する工程で、アマチュア・ミュージシャンがベストな状態でできる機会は少ないですが、録音の善し悪しはマスタリングにまで影響を及ぼします。まずは十分に大きなレベルで、SN比の高い録音を行うことが大切です。SN比とは信号(signal)とノイズ(noise)の比を表すもので、「SN比が高い」という表現はノイズが少ないという意味です。

DAWのみでの制作ではノイズを意識することはあまりありませんが、ライブで録音する楽器などではどうしてもノイズを避けられない場合があります。その際小さい音量で録音し、ミックスなどの段階で音量を上げようとすると、付随するノイズまで大きくなってしまいます。しかし、楽器の音を大きく録っておくとノイズは相対的に小さくなるのでミックスやマスタリングをしやすくなります。

 

モニタリング環境の整備

マスタリングにおいては、音圧・音質調整の技術が大切ですが、モニタリング環境を整備することも非常に大切です。例えば、自宅でマスタリングができる環境を整えている方は、「いまいちサウンドが思い通りにならない」と感じることがあると思います。この原因は様々ですが、「モニタリング環境が整っていない」ことも原因のひとつです。左右のモニタースピーカーが耳よりも下の位置にあれば、自分の耳に本当のサウンドが届かなくなり、調整が上手くいかなくなります。同様にして、モニタースピーカーをカーペットなど柔らかい素材の上においてしまうと、音の輪郭が安定せず、全く違った音が耳に届いてしまいます。自宅のマスタリングにおいては機材を揃えることも非常に大切なことですが、スピーカーを耳の位置に揃える、安定した土台にスピーカーを設置する、スピーカーを壁に近づけすぎない、などセッティングの基本を整えることも大切です。

 

HybridSoundReform.comが提供するサウンド・リフォームでは、アマチュア・ミュージシャンの録音環境に恵まれない音楽コンテンツを、丁寧なノイズ除去と緻密な音像編集で気持ちよく聴ける音源へ導きます。ライブ音源はもちろん、動画コンテンツを高音質でクリーンな音声にすることも可能です。YouTubeやニコニコ動画への投稿をお考えの方もぜひご利用ください。料金やプランに関する疑問等がございましたら、お気軽にご相談ください。

 

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